喫茶Turf 菊花賞編
先週のデアリングタクトの偉業に続き
コントレイル一色の競馬界
さて、喫茶Turfのメンバーはどんな結論を出したのでしょう?
さて、二週連続の無敗三冠達成なるかって興味のポイントはそこだけみたいな
雰囲気だな。
赤井が競馬新聞に目を落としながら言う。
そうね、今までのレースぶりを見せられたら仕方ないんじゃない?
緑川も頷いている。
でも・・・と言い淀んだのはマスターの芝草だ。
コントレイルって関西馬なのに京都初出走なんですね。
あぁ、そうだな。
もっとも最近の傾向ではみんながダービー目標っていうぶん珍しくなくなってるがな。
皐月賞ですらダービーのステップレースって扱いだからな。
えぇ、ただ気になるのは左回りのほうがスムーズに走ってること、母系がスプリント血統なこととあって世間の三冠確実って流れ以上に不安が大きいんですよね。
先週のデアリングタクトは7割勝てると思いましたが、今日のコントレイルは3割くらいかなと・・・
おいおい、ずいぶん辛口評価だな。
たしかに母系はスプリント向きだし、世代レベルがって話はあるが同世代同士なら一枚も二枚も上だろ?
はい、ただ思う以上に厳しい戦いになると思いますよ。
バビットが逃げてキメラが追ってスムーズな流れを演出する。
淡々と一週目は流れますがスタンド前通過で気合の入ってしまう馬が出始める。
あまり楽に前を生かせると厄介なのでスタミナ自慢のヴァルコスやアリストテレスが進出を開始する。
つられて有力どころも動き始める。
坂の手前から動きが出始めると前も同時に苦しくなる・・・
どこまでもばてないスタミナの馬だけが突き抜けるというパターンです。
他の馬からすれば意識するのはコントレイルだけですからコントレイル以上に戦いやすいレースだと思いますよ。
ヴェルトライゼンデにとって。
なるほどな、マスターの本命はヴェルトライゼンデって訳か。
はい、ノーザンが無冠のまま終わらせるとは思いません。
デアリングタクトには死角らしい死角が見えませんでしたがコントレイルは血統・馬体・レースぶり、どれをとってもステイヤーとは思えませんので。
ま、それでも自力で勝ち負けには持ってくるだろうがな。
ヴェルトライゼンデ・コントレイルで2枠埋まったな。
緑川の狙い目はどうだ?
うん、私はコントレイルで仕方ないと思ってる。
他の馬と現時点の力が違うのでアクシデントがなければ確定って感じね。
ただ、気になるのは1枠1番のディアマンミノルね。
この馬のスタミナは異常よ!
母系からくるものだと思うけどね、何しろ兄弟馬でマイネルラヴが父なのに2400m以上のレースで好走してた馬がいるくらいだからね。
そうだな、コントレイル・ヴェルトライゼンデの二頭は強力そうだし、この二頭を1・2着固定で3連単で勝負するか!
緑川がディアマンミノルなら俺は京都巧者のレクセランスだ。
前走は内に潜ってちょっぴりいい足を使ってた、松山は内は合わなかったとコメントしてるように大飛びで不器用な馬だから坂を下って広がりやすい京都は絶好だろう。
それなら私はダノングロワールを推します。
完成はまだ先でしょうが、馬体特徴がステイヤーのそれと合致しますので。
各々の思いを乗せた菊花賞
さて、結末はいかに?
それでは・・・